寒くなってまいりましたが手作りにはいい季節ですね(^v^)

せっかく作ったら、使わねば・・・!

 

キルトのタペストリーの使い道

 

そもそもとんでもない労力と時間を費やし、完成したキルト。みなさん使ってますか?たんすの肥やしになってませんか?

それはまさしくわたしの事なのですが・・・。

キルト教室なんぞに通っていると、作ることが目的になってしまって、サイズとかデザイン(インテリアとしてどうか?)など、使い道(いわゆる実用という意味の)を考えずにとにかく作るっていうのが、ありがちなパターンではないでしょうか?

1~1.5メートル位のサイズなら、壁に飾る以外にも目隠しカバー等いろんなもののカバー、ひざ掛けあたりになるでしょうか。キルトのひざ掛けってあんまり温かくないけど、冷房の風除けにはいいかも。

壁に飾るにはちょっと大きいものなんかは、ソファーのカバー、さらに思い切ってこたつカバーにするのもいいけど、ウッカリお茶こぼしたりしょうゆひっくり返したりして汚してしまうのを想像しただけでぞっとしますね・・・。床に敷くなんてのもヤダヤダ!私のかわいいキルトを踏みつけるなんて!等々→押し入れにGO!となりがち。

 

 

そういえば、昔の人はどうしてたっけ?キルトの機能を考える。

「赤毛のアン」や「大草原の小さな家」等で観ると、キルトが普通に登場しますね。用途としては主にベッドカバーでしょうか。保温のために。

綿を挟んだだけのキルトでは単独のお布団としては全く用が足りませんが、普通のお布団の上からかける分には確かに保温になります。大きいと、かなりどっしりしていますものね。

あとは、すき間風除け

そうです。そもそもタペストリーは室内装飾品でもありながら、防寒用として熱を逃がさないために壁に飾られてきた!という歴史があるではないですか。

ヨーロッパなんかのお城で、でっかい織物のタペストリーがかかっているのなんて、まさしくそのため。石でできたお城なんて超冷たそうですものね。

現代人も、もっと実用として使わねば。

 

冬の窓辺にキルトをかける。

私がいろんなものを作る作業机があるのですが、窓の近くのため寒くなってくると冷気が身にしみます。指の先まで冷えちゃう。

私の家ではブラインドカーテンを使用しているのだけど、とにかく冬は寒い。近頃では断熱効果のあるカーテンが薄いものからぶ厚いものまでいろいろあるのを知り、カーテンに変えようかと思案していたのですが、なかなか気に入ったものが見つからない。

そこでふと思い出したのが、昔の人々。ありがとう昔の人よ!おおぅ!

そうだそうだ!そもそもキルトなんて作ってどうするんだよ、と思っているそこのあなた様!!!

お城の住人になりましょう。(?)

窓にキルトをかけましょう。暗くなるけど。なので、せめて暗くなる色はやめとく?

ちなみに参考までに窓のサイズを測ってみました。

冷気を遮断するために窓をすっぽり覆うようにするには、

よこ幅170~180センチくらい。

たての長さは床まで届くように2メートルくらいは必要かしら。下から冷気が出ないようにしましょう。

シングルベッド用に作ったキルトなんてぴったりじゃないの?(ないけど・・・)

広い壁がなくて飾るところがなかったアレやそれなんかも、窓ならいける。

そういえば大昔、海外のインテリア雑誌でキルトのカーテンを見たことがあった。よくあるパッチワークされた1枚布のではなく、本当に綿を重ねてキルティングしてあるやつ。すんごいどっしりしているんだけど、何ともいえぬ良い味を出していた。床に引きずるような長さだったのが印象的だったけど、今考えるととても理にかなったカーテンであったと納得したのでした。

裏地は日に焼けちゃうかもしれないけど、それも味ってことで。使って日に焼けたキルトの何ともいえぬ風合いが、わたしは好き。

わたしは窓サイズに合うキルトがザンネンながらないのですが、この際ですからいつものようなきっちりしたパターンとかでなく、もっとざっくり好きな布地をコラージュしたりして作ってみようかな。ミシンでザザザーッと縫うのもいいな。

などと考え中であります。

それではまた。