本格的な?キルト製作から、しばらく離れていました。
というのも、教室通いを辞めたからです。
講師科のお免状をいただいたのを機に、今後は自らの欲求に従おうと考えた訳です。
さて、これまで与えられた課題をえっちらおっちらこなしていた私ですから、じゃあ好きなものやろうぜ!って言っても、あれれ?って感じに。
バッグやらポーチみたいな小物はやたらと作りましたが、タペストリーなんかは全くやる気にならない。
そんな状況で約1年半。
しかし突然、別人28号的なあれが。
ある日、部屋に飾ってあるキルトがものすごく窮屈に感じたのが始まりです。ピシッとした四角や三角がどうにも堪え難い。
何かもっと、今までやらなかったような表現をした物がいいなと思い、頭に浮かんだのが
Mandy Pattulloさんのコラージュ。
古いキルトを解体してコラージュした作品などがこれまた私好みでいやになっちゃうんですが、そんな古いキルトなんて入手困難なので、あるものでやってみることにしました。
ひととおりのテクニックはマスターしたつもりの私ですが、あえて「決まり事」みたいなものには頓着しないでやろうと心に決めました。
テーマは適当。
他人様がどんな風に創作しているのか、全くわからないのだけど、私なりにやってみた事をあえて記録してみようかと思います。
興味がありましたら見て下さいませ。
デザインについて
以前にアップリケにでもしようかと、適当につないであったヘキサゴンのモチーフを使うことにしました。←こういう何となく作って放っちゃった物って結構ありますでしょ?
これを得意のグルグルログキャビンにした土台の上に縫い付ける的な物を想定しました。実にシンプルです。もちろんログキャビンもゆる〜く。
キルト芯に縫い付けていくやり方にしましたので、サイズだけは始めに決めないと!
で、だいたい65センチ四方って事にしました。
このサイズは小さいけど、その辺の壁に貼りやすい大きさだし、何よりゴールが近くなりますので悪くないです。
イメージとしては
- とある旅先で感じた夏の空気感を表現してみたい。
- かわいくないものは一切使わない!
と心に誓う。←これ大事。途中で何だかわからなくなるから。
作り方
こんな感じでキルト芯に縫い付けていきます。線なんか書きませんよ。テーマは適当だから。
だいたい真っ直ぐに見えるあたりに、ばんばん置いて、ざくざく縫う!
縫い付けて、次の布の大きさが決まる的なやり方。幅なんかは使いたい布の大きさと相談の上。
おおよその検討をつけて布は用意したものの、その都度決めていくものだから、無駄に時間かかった。
ヘキサゴンの下の布が厚くなるとキルティングが大変になるので、重ならないように見えるところだけに布を置いて縫い付けている。
そんなわけで穴が空くと困るから、アップリケは途中で縫えるところから縫い付けていっちゃう!
これを繰り返し、何とか最終的にキルト芯の大きさに辻褄を合わせる。
なんだか殺風景になったので、Mandyさんに習ってここでちょっと刺繍なんかもいれてみました。
あとは裏布を合わせてキルティング。
パイピングで仕上げる方法は、なんかデザイン的にイヤだったので
裏に折ってまつる事に。
中心からグルグルとキルティングして端の布に到達したところで、先に端の始末をしています。
キルティングラインは適当に縞模様に合わせたり、刺し子みたいにしてみました。思いつきでアップリケ周りだけヘキサゴン模様。大して目立たないけど糸の色をランダムに変えたりすると飽きなくてよござんす。
完成品
雑っぽいけど、めっぽう手間はかかっている。
細かいピースワークとかはない代わりに、やりながら考えまくりました。盛り過ぎるといやらしくなるわーとか、加減が難しい…。
つまりコラージュってのは、そういう事なんですね??
しかし、これは非常に楽しいです。^^
これまでは、まず始めにどのパターンを使ってどう組み立てるかって考え方だったけれど、これはきちんとした設計図を作らずにイメージに従って好きなものを自由にのっけていく感じ。
私の場合はこの方法だと、次から次へといくらでもアイデアが浮かぶ事を発見した。
なんでもとりあえずやってみるものだな。
ってなわけで、まだまだやるぞぉ^^