へい。えんつんです。どもども( ^^) _U~~

みなさんリバティの布、お好きですよネ。わたくしもモチロン大好きであります。

リバティと一口に言いましても、かわいらしいものからシブい系まで様々。やはり、お若い人にはかわいいパステルカラーのお花柄などが親しまれている印象ですが、それだけじゃないのよ。というか、そういうリバティ本とは一線を画しているのが、今回ご紹介する「リバティ好きの小さな幸せ」

1979年から京都の「トランテアン」というお店でリバティ布を扱っている玉村利恵子さんという方の本です。

私がリバティを知るきっかけになったのは、1988年に出版された西村玲子さんの「リバティあこがれ服」という本に出会ったときなのですが、当時はリバティを取り扱っているのが「ユザワヤ」(しかも当時は蒲田にしかなかった。)くらいしか近場にはなかったように思います。近所にこんなお店があったら絶対通っていた事でしょう。とはいえ、まだ学生のわたくしには到底お高くて買えませんでしたが・・・。余談ですが、結局はリバティではないお花柄の布でツーピースをつくったなぁ。

というわけで、本のご紹介!

 

「リバティ好きの小さな幸せ」

いやいやまったく、本のタイトルの通りリバティって人を幸せにするよな。ほんとに。もう眺めているだけでも大満足ですが、作ってなお良し、です。しかも、いくつもの種類の布を組み合わせると、さらにこんなに素敵よ!というのが、余すところなく表現されています。

パッチワークの技法を主体に、小物、インテリア、バッグ、洋服等の作り方が出ていますが、どれもシンプルなパターンなので、パッチワークをしたことがない人でも大丈夫。作れます!

何故ならば、この本はリバティ布をいかに素敵に組み合わせるかに情熱が注がれているのです。ですので、作る際には布選びに心血を注ぎましょう。

・・・といっても、組み合わせるのって迷いますよね。本では同系色でまとめたものが多いので、いずれもシックな感じで参考にしやすいと思います。ちょっと違う色と組み合わせるにしても、柄の中で使われている色から選べばちゃんとまとまりますよー!いろいろ試して迷うのが楽しいんだから、がっつり迷いましょう。

 

わたくしの感想

パッチワークは四角つなぎ、三角つなぎ、クレイジー、ランダムな長方形、六角形等。クレイジーやランダムな組み合わせにしても、しっかり型紙や寸法表記があるので本の通りに作れます。心配ご無用。

おもしろいのではバスケット編み、裂き編み(もったいねぇだ)の技法も。こちらはやり方が写真付きで出ています。それにしても、リバティ裂くのはあまりにも勇気がいるわ・・・。

他にもプリント柄を使ったビーズ刺しゅうのブローチの作り方なども。1冊の中にいろんなアイデアが詰まってますね。この本ほんといいわ。(^v^)

初心者さん向けと思われるものでは、ポーチ、エコバッグが写真つきで作り方が出ています。写真つきでないものも、できると思う…!

私が気に入ったのは、マルチクロス。これにまつわるコラムでさらに鷲掴みにされました。シンプルに布をつないだだけなんですが、素敵です。ふちの始末の仕方がこれまた写真つきで解説あり。風呂敷によし、スカーフにもよし。ぜひ作りたい一品。これは簡単なので誰でも作れる上に、実用的であり、幸せ感が半端ない。と私は思うのであります。

布を愛する著者のコラムはリバティにまつわるお話以外にも、イギリスのマナーハウスへキルトを見に行ったお話や、色合わせのヒント、端切れの活用方法なども。もちろんロンドンのリバティ百貨店の紹介もあります。わたくしも20年前位に行きましたが、特に建物には感動しまくりました。リバティ好きは行くべきです。ちなみにイギリスは手芸が盛んで、手芸屋さんが多かった印象。観光地の普通のお土産屋さんに必ずクロスステッチのキットがあったのがサイコーでした。今はどうなんでしょう…。

そんなわけで、布を愛する人必見の本でございます。

ぜひ読んでみてくださいな。

それにつけても、京都のお店に行ってみたいなー!行けなくても、お店のホームページやブログも楽しいですよ。(^ν^)