先日、勇気を振り絞って
あふれかえった布地の整理を行いました。
普段ほとんど触ることのない区域をひっくり返したところ、
途中までやって挫折(?)して、放置したものがゾロゾロ出てきました。
軽いめまいを覚えました…。
「挫折コレクション」と名付けました。
もちろん捨てません。
大体は、まだパッチワークを始めたばかりのころのもので、
とりあえずやってみたイマイチな布合わせで、つなげてる途中でイヤになっちゃったんだろな的なやつ。
逆にこれだ!と思ったはずなのに、途中でちがーう!ってなったやつ。
あと、布合わせして裁断までしておいて燃え尽きちゃったみたいなやつ。
初めのころはホントにバカみたいに布合わせに迷いまくっていて、
その結果の挫折に放置。
そして、やっぱり今見てもあんまり作りたくない感じ。
まぁ、試行錯誤を繰り返す中で、自分の好みを知れたというか。
やはり、ある程度の数をこなしたからこそ今があるのかぁ・・・
ムダにはなったけど、役には立ってるか・・・
なんて事を、改めて実感しました。
しかし、奇跡的に!!!
そんな「挫折コレクション」の中にひとつだけ、
どうしても作りたいやつがありました!
それが、セシールフランコニーさんの本に出てたバッグ!
セシールフランコニーさんの初期の本を、ついでに紹介。
今でこそ、セシールさんと言えば素敵な刺繍が特徴的ですが、
この本のはもっと小ざっぱりしてます。刺繍なしも多い。
ですので、誰でも作りやすいと思います。
色調や布使いにセシールさんっぽさが出ているかな。
内容は、主に手芸道具や材料の入れ物の作り方。
とにかく、みんなかわいい。たまらぬかわいさ。
作り方はざっくりだけど図解があるし、構造もさほど複雑ではないので、
フランス語わからなくても大丈夫だと思います。多分…。
わからなくても、自己流でよろしいかと。
そもそもセシールさん自身が結構おおらかに作ってるし。
その中で、このバッグを作ることにしたんですよね。
むむー!
特に難しそうではないこのバッグの何に挫折したの?って思いますでしょ?
挫折の理由は布選びだった。
さて、私。
このバッグを作ると決めて、裁断までしておきながら、
その後10年近い年月を放置したわけです…。
じつは、バッグ本体の布は、当時すごく気に入ったものを見つける事が出来て大満足だったのですが、
フリルと持ち手の布がどうしても決まらなかった。
しかし、まだ布が揃っていないというのに、
決まったものから裁断しちゃって、そのまま中断しちゃったんですねー。
こういうやり方は、全くおススメできないですね。
ものすごく悪い例です。
最悪、布を無駄にしかねないですからね。
でもできた!(アジの開き直り!←昭和!)
数年たっても奇跡的にやる気になれたのは?
今でもこの布が大好きだったからです。
布選びに拘っといてよかった!セシールさんの本だったから、尚更だったのかも。
やる気になった途端、バカみたいな速さで
持ち手とフリルの布が決まってしまいました。
ある意味、今まで決まらなくてよかったというレベルの組み合わせになった…と自画自賛。
こんなこともまぁ、たまには…あるんですね。
挫折しない秘訣……?
そんなものがあるのなら、私のほうこそ教えて欲しいんですが、
とりあえず、以下は私が心がけていることです。
他の人にあてはまるかはわかりませんので、あしからず。
- 少なくとも、使う布は全部そろえてから作りはじめましょう。エヘ
- 完成が早く見たくてたまらなくなるような布選びをしましょう。モチベーションアップね!
- ちゃんと使いたいもの、欲しいものを作りましょう。
- たとえ「練習」であっても、自分の気に入らないものは一切使わない。
- 丁寧に作る。
こうやって並べてみると、作り始めが重要みたいだな。
どこかに「強い思い入れ」があれば、最後までできるんじゃないかなぁ。
そして、楽しくね。