何年振りかで、台北に行ってきました。

台北ですることと言えば、「食」
何食べてもウマイ!ウマすぎる!!!
ハッキリ言って、街歩きはおなかを減らすためにしているに過ぎない…。

しかし、手芸好きの我々としては、
手芸店めぐりという重要なミッションを、決して忘れてはならない。

…というわけで、

台北は迪化街に行ってまいりました。

 

 

台北で布と言えば、迪化街へ行くべし。

 

迪化街といえば、やはり「永楽布業商場」
ガイドブックには「永楽市場」って書いてあるところ。
布問屋さんがひとつの建物内にずらーっと並んでいるので、
あんまり時間の取れない方は、とりあえずここに行っとけば
満足感が得られるでしょう。

2階が布地屋さん。

3階が仕立て屋さん。

ちなみに1階はローカルな生鮮市場。
お寿司屋さん、生春巻屋さん、行列のできる弁当屋さん等もあった。
なにやら活気があって楽しいところです。
また、その食料品屋さんをぐるっと囲むように小さなお店がたくさんあって、
パッチワークの小物が売っているお店なんかもありました。

2階の布地屋さんは、
とにかくお店も布も多すぎるのだけど、お店によって取り扱う布に特徴があるので、
全部のお店をくまなく見る必要はないと思います。
細い通路を歩きながら、パッと見で興味のあるお店を見つける感じ。

パッチワーク向きの布の店もありましたが、布の雰囲気は
あくまで私の印象ですが、ちょっとひと昔前風。

全体を見てると、台湾の人の好みがなんとなくわかるよ。

 

華やかな布ということならば、客家花布か。


台湾の布って言ったらこれよね。専門のお店があります。
もう、キレイな布だらけで気分の上がる店です。
写真は大昔に私が買ったものでが、これらはかなりアッサリ渋めを選んでます。
もっと華やかで種類も豊富なので、お好みのものをじっくり探すのをお楽しみください。

私の場合、いまだに眺めて楽しんでいるのみなので
今回はあえてスルーしました。

とりあえず、今回は変わった布とか素材にポイントを絞って物色。

ナゾ素材のこちらを購入。

何やらメッシュのと金色の合皮?

重ねて使ったらいいかなぁと。どちらもしっかりと厚みがあり、安っぽくないのが良いと。
カットした状態で、1枚200元くらいだったかな?サイズは約45×70㎝
夏のバッグなんかにいいんじゃないのかと。

 

ちなみに、友人がスカートによさそうな生地を購入したので、
試しに3階の仕立て屋さんにも行ってみましたが
仕立て代が思ったよりお高かったのでやめました。
自分でも作れると思うと、そういうもんです。
ついでにササーっとひとまわりしてみましたが、
ほとんど仕立て屋さん、ほんの少しインテリア系の布のお店、という感じでした。

 

ちょっと休憩・・・

この永楽市場のすぐ横に、
縁結びの神様であるところの月下老人(!)で大人気の
霞海城隍廟というパワースポットがあるんですが、
そっち方面に向かうと手芸屋さんはなくなります。 

永楽市場を回った後、せっかくなのでお祈りしたいという友につられて
月下老人さまに向けて、いろいろなお祈りの儀式(?)を行いました。
すでに手芸屋で気力を使い果たしていたのに
やたらとやることが多くて、何度も壁の説明書きを読んだけど
3歩歩くと即忘れてしまうという体たらく。
まるでダメ子な感じのお祈りをしてきちゃったよ。あはは

こちらへ行きたい方は、気合を入れて臨まれた方がよろしいかと思います。
できれば手芸ハンティングの前に済ませましょう。

 

話を戻します。

手芸ハンターのあなたは、
月下老人とは反対の方向に行きましょう。

通りの両側に手芸材料のお店がいろいろあります。

その並びのお店で買ったナゾのフェイクファー。

毛足の長さ1㎝くらいかな。割とムッチリ、しっかりしてます。

250元 でこちらもカットしたものを購入。
サイズはこちらも約45×70㎝

ナゾの色が妙に気にいってしまいました。

この手の布は人気なのか、あちこちでいろんな色を見かけました。ナゾ色多数!

 

まっすぐ進むと大きな通り(南京西路)が横切ります。
ここで迪化街は終了。
そのまままっすぐ進んでも、手芸関係のお店は続きます。

南京西路と交わる曲がり角にレースやリボンのお店があります。
ここを左折しても、インテリアや洋服用の布屋さんが続きます。

じつは私は行かなかったんですが、
迪化街から南京西路の方向へと歩いていくと左側に何本も道があり、
(つまり迪化街と平行に走る道です。)
いずれの通りも何やら手芸関係のお店があるようです。

お時間のある方は、探検してみて~。

今回私は南京西路にある
シティスイーツ台北南西館というホテルに泊まりました。迪化街に近いので超便利。

じつは、このホテルの周辺をグーグルマップで見ていただくと
迪化街以外の「服飾材料」と入ったお店の場所がいくつか確認できますよ。

 

え~、そんなわけで、

この問屋街ではナゾ的なものばかり購入しました。
お値段的にはそれほど安い感じはしなかったけれど、選ぶ物にもよるのかな?
とにかく一度にたくさん見られておもしろかった!

布もレース・テープ類も全体的に素材や色味がちょっとチープな感じだったかなぁ・・・。

 

 

興味深い手作りの雑貨屋さん

まぁ、旅先で、さらに同行者が興味なし、となると
そんなにマニアックな街歩きはなかなかね…..。
そんな感じで
月下老人方面に進んだあなた。

良い雑貨屋さんありますぜ。

おしゃれ台湾人作家(?)の品々に出会えるお店
Simple Pleasure
台北市大同區迪化街一段184號

布小物、洋服、バッグ、アクセサリー、靴、食品なども!
とにかく、どれもステキ。離れがたくなるお店。

布小物や刺繍の作品などは、自分でも作れる感じ。
センスが良いので是非参考にしたい。

じつは、こちらのお店には、なんとも良い色の染め物や、
少数民族の織物などの反物があったのです。

キャ、素敵なバッグ!と思ったら、そのバッグの布地が
売っているではないか!
ウヒャッと飛びついて、これ買いました。
1ヤードで750元。貴重な手織り。すってき~!

幅は約35.5㎝

オシャレ雑貨屋さんらしく、赤い紐で結んでくださいました。

台湾はメートル単位じゃなくてヤードでした。
1ヤードは91.44cmね。

思いがけないところで、素敵な布に出会えました。
やはり、海外まで来て買うんですから、
本音を言えば、ちょっといい品物で他にはないものが欲しい。
そんなわけで、こちらは大満足でした。

 

というわけで、とりあえず見てきたものをざっくりですが
ご紹介させていただきました。

とにかくお店の数がたくさんあるので、ボワーンとしてしまいます。
ある程度的を絞って、効率よくまわられると良いと思います。

以上、台湾にお出かけの際のご参考になれば幸いです。