行ってきましたよ
東京国際キルトフェスティバル・スプリングマーケット2017
(^ν^)
セシールフランコニィさんに
お会いしましたよ!
きゃほ〜
えんつんの感想
展示は思ったより数がありました。
タペストリーは大小合わせて、10点以上はありました。その内2点は、今回のイベントに合わせて作られたとのことでした。
とっても春らしい作品です。
その他、バッグやきんちゃく袋やお裁縫箱、ソーイングケースなどなどの小物がたくさん。
嬉しすぎて、クラクラしてしまいました(о´∀`о)
まず、見せ方が上手い!
飾り方に、しっかりと個性を感じました。
ね。素敵でしょ?アートです。
しかし、若干奥行きがあり過ぎたため、細部が見えづらかったのでした。ぷすん(*_*)
刺繍がとにかくすごいので、ちょっとザンネンでした・・・。双眼鏡がいるわよ。
仕方がないので、スマホで写真撮りまくって、後で拡大して見ました。
でも、間近で見れる作品は、かぶりつきでみてきました。ええそりゃあもう。
ご本人の解説によると…
まず、ざっくりセシール・フランコニィさんの経歴(記憶の限りですが…。)
- 子供のころから編み物をしていた。
- 看護師のお仕事をされていた。
- 4人のお子さんのためにお洋服を作ったり、室内装飾を手作りしたり。
- 15年前から、パッチワークを習い始める。トラディショナルなキルトを。
- 10年前から刺繍を習い始める。
- その後、パッチワークと刺繍を融合させた今の作風にたどりつく。
セシールさんのキルトには、必ず刺繍が施してあります。
布の柄に合わせて刺繍をしていたりします。
たとえば、バラ柄の布があればその花の上に、どんどんいろいろな糸を使って刺していくのです。
ですので、わざわざ図案をかく必要がないの。
セシールさんの思いのままにに刺していくので、バラがポピーになったりして。
全体的に色調は中間色を使っていますが、アクセントに黒い布を使うのがお好みだそうです。
確かに作品が引き締まりますよね。
さすがにフランスだけあって、アンティークの布を使っていたり、
マットレスのカバーだった布を、自分で染めて使うなど、素材にもこだわりを持っていらっしゃいました。
おもしろいなぁと思ったのが、キルティングのしかた。
よく見ると、キルティング用の糸ではない。
何の糸を使っているのか、伺いましたら、8番の刺繍糸なんですって。
特に下の写真の左側のように、ランダムに刺すのがお好きなようです。
これ、ずっとセシールさんの本で見て、やり方が気になっていたのよね。ランダムに散らすのって意外とできない。
コツは「ふたつ刺したら方向を変える」を繰り返すといいみたいです。
デモンストレーションもかぶりつきで見る。
いろいろお話が聞けてルンルンしていましたら、デモンストレーションが始まりました。
布の柄に合わせて、すごい速さで刺繍を施していくセシールさんでした。
1時間ぐらいで、立体的でゴージャスな仕上がりに。
プロセスをじっくり見せていただけたので、興味津津。みんな離れられなくなっていました。
技術があるのはもちろんですが、もともとお花が大好きで、日頃からよく観察をしているのだそう。
その観察力が、ものすごく作品に反映されているとのことでした。確かに構造がわかってないとあんな風には刺せない・・・。
セシールさんにとっては「刺繍は色を塗るような感覚」とのことでした。
この日も、いろいろな種類の糸やリボンをお持ちでしたが、
特に刺繍用のものだけではなく、毛糸やプレゼントについてきたリボンだったり
何でも自由に使っていいのよ!とおっしゃっていました。自由って素敵。
手芸だけでなく、ご家族の話や日常の事まで、いろいろな質問にどんどん答えてくださり、とても素敵な方でした。
ぜひまた日本に来ていただきたいものです。
なんと、マーケットはほとんど見ないで終了した…。
このわたくしが、こんなに買い物しなかったことがかつてあったであろうか?
というくらい、展示に没頭したため、収穫はあまりない。
しかし、当然全くないわけがない。ぐふふ。
セシールさんのキットと、フランスのヴィンテージのビーズとボタンを買ったわ。
私も素敵なの作るぞ~!
良き一日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。